明日から12月に突入...。思えばあっという間の一年でした。
年を重ねるごとに一年がやけに早いね。そう思うのは、僕だけかな?
こんな調子でいたらあっという間におっさんになってしまいそうで、くわばらくわばらです。
今年は、9年に一度の乱気の星回りという事で、災いを防ぐために日光東照宮でも、徳川家の秘仏
『鎮将夜叉明王』(チンジョウヤシャミョウオウ)を歴史上初御開帳(皆さんは見てきましたか?)するなど、
仏界の方々もさぞお疲れだったでしょうが、まぁその割には、台風やら地震やら天災続きで、
鎮将夜叉明王もいまいち防ぎきれなかったかな?という感が否めませんなぁ。
それとも頑張ってくれたので、この位の災害で(というのも変ですが)済んだのでしょうか..。
師走に突入して、世間も何かと慌ただしくなっていくでしょうが、今年はもうこれ以上何も起こらず、
平穏無事に過ごさせていただきたいものです。
これからも、忙しさにかまけて心を見失うことのないように、
僕は一人、心の中で呟くのでありました。
『火の車、作る大工は無いけれど、己が作りて己が乗り行く...。』 合掌
夕べは、日頃お世話になっている某BARのレセプションパーティーにお呼ばれして来ました。
酒が飲めなくなってから、めっきり外へ飲みに出る機会が減ってしまっていたので、
久しぶりに会う同業者の仲間たちが、すごく懐かしく感じちゃいました。
思わずワインなど飲んじゃって話に興じていたら、もう外は明るくなっていました。
こういう時間がやっぱり必要なのだ!と帰りの車の中で、明けゆく街を眺めながら思ったの
であります。 それにしても、相変わらずみんな元気だったなぁ・・・
シンガーソングライターの「田辺マモル」さんの宮フォーク村ライブが決まったよ!
日時は来年の2月5日!もう待ち遠しいねぇ。
詳しくは村のHPに近々UPするからね! 昨日、初めてご本人とメールのやり取りをしたんだけど、思っていた以上にやさしい人柄が感じられる文章に感激しました!人間的にも、とっても魅力のある人だなぁって、改めて思いました。
おかげで、今日一日僕は田辺さんのメールをプリントアウトしたやつを持ち歩き、ずっとウキウキ気分でしたヨ。
ホント、いろいろな人の縁に感謝!な一日でした。 合掌
10年以上昔の話。
冬の夜。僕は一人、生まれて初めてストリートに挑戦した。
駅のデッキにハードケースを広げ、足早に帰路を急ぐ人達に向かって唄った。
かじかむ手で力一杯弦をかき鳴らし、下手くそなギターと歌を夜風に飛ばした。
時代はまだバブルのなごりがくすぶっていた頃で、酔っ払いが気前良く小銭を投げ入れてくれた。
2〜3時間も歌っただろうか、とても人前にお披露目できるレベルに無い僕の歌だったが、ハードケースの中には2000円程のお金が入っていた。
それがどうであれ、そのときの僕には初めて自分の歌でお金を稼いだ。ということがやけにうれしく、誇らしい気持ちになったのを覚えている。
その帰り道、ハードケースを抱えて歩いていると、一軒のバーが目に付いた。
「そうだ、初めて自分の歌で稼いだ金で祝杯を挙げよう!」
そう思った僕はその2000円を握り締め、ウエスタン調の扉を開けてこう言った。
「あの〜、2000円しか無いんですけど、これでお酒は飲めますか..?」
今にして思えば赤面するほど恥ずかしいが、そこはそれ、BARなんかに入るのは初めての若造である。
一瞬キョトンとした表情を見せた後、そのバーテンダーは笑いながらこう言った。「もちろん!」
あの時の酒のうまさは忘れない。
そして、一杯と言わず、2杯、3杯とバーボンを飲ませてくれた。後から聞いたが「ギター抱えて、面白い奴が来たもんだ。」と、思ったらしい。
思えば僕がバーテンダーとゆうものに憧れたのはこの瞬間だったのかもしれない。
それ以来僕はこの店に通いつめることになるのだが、このバーテンダーから僕はいろいろなことを学んだ。ボトルネックの作り方。かっこいいシェーカーの振り方。BARでの立ち居振る舞い方。声をかけていい女とそうでない女の見分け方。本当にうまいバーボンの味....
今でもこんな粋なバーテンダーの居るBARはあるのだろうか?
酒というものは紛れも無く文化であり、それを啓蒙してゆくのはバーテンダーの責任だ。
今の時代の、特に若者達の酒文化の低さには悲しくなるが、それにはバブル時代に懐を膨らますことだけに夢中だったバーテンダー達の怠慢がある。結局は自分で自分の首を絞めることになるのだ。(なんだかグチっぽくなってしまったが..)
そして今、僕は唄いながらバーテンダーも務めるとゆう、奇妙な仕事についている。どちらも中途半端になりそうな気もするが、当時の僕にとって見たら夢のようなことをしているのかもしれない。
あの時のバーテンダーにはもう会うことは出来ないが、今でもどこかのBARに居るのだろうか?
あの時の自分に戻ることは出来ないが、今でもあの時のアツさは心にあるだろうか?
あの時の真っ直ぐな憧れに対して、恥じることは無いだろうか?
そうだ、僕はあの時、「カッコイイ」男になりたかったんだ..!。
...「あの〜、2000円しか無いんですけど、これでお酒って飲めますか?」って来た人に対して、笑いながら「もちろん!」って言えるような男に...。 am5:00
僕はお酒が好きです。
今は身体を壊していて飲めないけど、それでもお酒が好きです。
ギリシャ神話の中に出てくる神様でディオニソスとかゆう方がいて確かその方がお酒の神様だった気がします。
その方は破壊神で、あまりよろしくない面を持つ一方、混沌から新しいものを生み出す力もあったようで、破壊と再生、混沌と創造が同居してるようなお方でした。
それこそまるで人間のようですよね。
だからこそ、まさにサケはスピリッツ(精神)なのです!
う〜ん、なんか哲学チックな感じ!
最近は女の子の方がこのスピリッツ(蒸留酒)を飲み干す光景をよく目にしますね。どちらかとゆうと、男の方がヤワなお酒を飲んでたりして、これも時代の流れでしょうか?
僕的には、やっぱり男たちにはカッコウつけてハードリカーをキュキュッと飲っていてほしいものです。
こんなことを書いていると思わずお酒を飲みたくなってしまいますが、ここはひとつ、また酒のカタログでも見ながら、むふむふしつつ寝るとしますか..。
『おやすみなさい』の代わりに、今日の言葉は、昔、「戦場のメリークリスマス」という映画のラストシーンで、ローレンスさんがビートたけし(役名忘れた)に向かっていった言葉で、〆ましょう。
『サケ イズ ワンダフル!』
もうすぐ夜が明けようとしてます。
夜明け前は一番暗く、冷え込みますね。
世界中で、そしてこの日本でも暗い話題ばかりが続きますが、それも、夜明け前の暗さだと信じたいものですね。
世界中が幸せになりますように...
では、おやすみなさいませ