中村隆道との出会い
昔、僕はリサイクルショップでバイトしていたことがあった。
古本やCDの買い取りとかして、まぁ今でいう「BOOKoff」のはしりみたいなもんだ。
その当時、お店の有線からたびたび流れてくる気になる歌があった。
パワフルな、それでいて擦れたボーカル。ストレートに心を打つメロディ。
シンプルで歌詞に力のあるその楽曲は、僕の心を捕らえて離さなかった。
「左手を上げて 右手を上げて 参りましたと空を仰いだら 報われなくても 褒められなくても 何かを掴むまであきらめるな」 「遠景」より
「Hamlet Days 愛すべきか否か 憎むべきか否か 忘れるべきか否か 恐れるべきか否か
Hamlet Days でも幕が降りてしまうまで 答えなど出せないよ
Hamlet Days 最後の矢が突き刺さるまで 俺は俺を見つめてく」 「Hamlet Days」より
どうしても気になって仕方がなかったので有線に電話して問い合わせてみた。すると初めて聞く名前が返ってきた。
「中村隆道という人で、曲名はハムレットディズですね。」
その日の内に僕はレコードショップに走りCDを探した。
あった!
2枚のアルバムを買い、さっそく車のオーディオに放り込む。有線で聴いていた2曲「遠景」と「Hamlet Days」両方があった。
僕が歌いたい事、僕が憧れる声、僕が求めるものを彼は見事に表現していてくれた。
人生でそう何度もない出会い。
その日が僕と「中村隆道」との出会いだった。
その後、「アクセル」というテレビの音楽番組にレギュラー出演していることを知り毎週見るようになった。
渋谷の「エッグマン」にてワンマンライブをやることを知り何度も観に行った。
柄にもなくライブの出待ちをして、握手をしてもらった。
1ファンとして顔を覚えられたかどうか?というぐらいになった頃、偶然にもNEWマキシシングルの発売に伴うインストアライブで宇都宮にはじめて来る事になった。
そのイベントにも足を運び、運よく僕の名詞を渡すことに成功した!
ライブバーをやっているという僕の話に興味をもってくれた感じで「今度遊びに行くよ!」と言ってくれた。
それだけで僕は大満足。
新星堂でのイベントも終わり、フォーク村に戻ってしばし放心状態。
さて、そろそろ帰ろうかと言った頃、突然電話が鳴った。
電話に出てみると、驚いたことに隆道のマネージャーさんからだった。
「今日の予定が急遽キャンセルになってしまって、もしそちらのお店がやっているようでしたら行ってみたいと本人が言っているんですが...。」
それからのその夜の僕は終始放心状態。
憧れの歌手が自分の店に来てくれるなんて。
プライベートの彼は気さくで優しい人だった。
「こんな店が家の近所にあったら俺だったら毎日通っちゃうよ」と言って笑っていた。
恥ずかしながら僕も自分の唄を歌わせてもらい、下手くそな唄にも真剣に耳を傾けてくれていた。
まさに夢のような夜だった...。
その後の僕と隆道さんのつながりは知っている人も多いと思う。
3周年のフォーク村コンサートへの特別参加。
僕の江古田マーキーでのライブ出演のきっかけを作ってくれたこと。
新潟中越地震チャリティーライブへのオープニング出演以来。庄野真代さん始めすばらしいアーティストの方々と同じステージに立たせてくれたこと。
お世話になったことは他にも数多く、僕の音楽人生にとっても最も影響を与えてくれた人であることは間違いない。
その彼がもうすぐ宇都宮へやって来る。
そう、我がフォーク村でワンマンライブを演るために、だ。
ココまでこれた。多くの人に感謝。多くの「縁」に感謝。そして隆道さんに感謝。
あの夢のような夜が、もうすぐやって来る。
最後に。
隆道さんが今までの音楽人生でたった一度だけ歌った、最も大切な唄、「詩の擁護」。
この唄は全部歌うと12分ほどかかる、彼の唄への思いを込めた大作である。
彼が尊敬する詩人、シェリーの書いた「詩の擁護」という作品ににインスパイアされて書いた歌だという。
シェリーが生きていた時代、詩人なんてものは世の中にとって何の役にも立たない。とゆうような風潮があった。
それに対してシェリーが毅然と反論した文章で、すごく簡単に言ってしまえば、詩人賛歌。詩人達への応援歌のようなものだ。
あまりに大切な唄ゆえライブでは1度歌われたきりでその後は封印されている唄である。
その歌の歌詞のほんの1部分を紹介させていただきたい。
海を越え大地を超え 人々の胸を伝い
彼の地の詩人の叫びが今も 息づくように
僕たちは信じている 僕らのこの歌声が
いつの日か誰かの心の中に 詩をつれてくる
歌は一人じゃ歌えない 一人じゃないから歌がある
人を愛することが歌ならば 誰もが名もなき歌人さ
だから僕達は歌うんだ 心に響く言葉で
いつまでも歌い続けてゆく
あなたを愛し続けてゆくように
あなたを愛し続けてゆくように
古本やCDの買い取りとかして、まぁ今でいう「BOOKoff」のはしりみたいなもんだ。
その当時、お店の有線からたびたび流れてくる気になる歌があった。
パワフルな、それでいて擦れたボーカル。ストレートに心を打つメロディ。
シンプルで歌詞に力のあるその楽曲は、僕の心を捕らえて離さなかった。
「左手を上げて 右手を上げて 参りましたと空を仰いだら 報われなくても 褒められなくても 何かを掴むまであきらめるな」 「遠景」より
「Hamlet Days 愛すべきか否か 憎むべきか否か 忘れるべきか否か 恐れるべきか否か
Hamlet Days でも幕が降りてしまうまで 答えなど出せないよ
Hamlet Days 最後の矢が突き刺さるまで 俺は俺を見つめてく」 「Hamlet Days」より
どうしても気になって仕方がなかったので有線に電話して問い合わせてみた。すると初めて聞く名前が返ってきた。
「中村隆道という人で、曲名はハムレットディズですね。」
その日の内に僕はレコードショップに走りCDを探した。
あった!
2枚のアルバムを買い、さっそく車のオーディオに放り込む。有線で聴いていた2曲「遠景」と「Hamlet Days」両方があった。
僕が歌いたい事、僕が憧れる声、僕が求めるものを彼は見事に表現していてくれた。
人生でそう何度もない出会い。
その日が僕と「中村隆道」との出会いだった。
その後、「アクセル」というテレビの音楽番組にレギュラー出演していることを知り毎週見るようになった。
渋谷の「エッグマン」にてワンマンライブをやることを知り何度も観に行った。
柄にもなくライブの出待ちをして、握手をしてもらった。
1ファンとして顔を覚えられたかどうか?というぐらいになった頃、偶然にもNEWマキシシングルの発売に伴うインストアライブで宇都宮にはじめて来る事になった。
そのイベントにも足を運び、運よく僕の名詞を渡すことに成功した!
ライブバーをやっているという僕の話に興味をもってくれた感じで「今度遊びに行くよ!」と言ってくれた。
それだけで僕は大満足。
新星堂でのイベントも終わり、フォーク村に戻ってしばし放心状態。
さて、そろそろ帰ろうかと言った頃、突然電話が鳴った。
電話に出てみると、驚いたことに隆道のマネージャーさんからだった。
「今日の予定が急遽キャンセルになってしまって、もしそちらのお店がやっているようでしたら行ってみたいと本人が言っているんですが...。」
それからのその夜の僕は終始放心状態。
憧れの歌手が自分の店に来てくれるなんて。
プライベートの彼は気さくで優しい人だった。
「こんな店が家の近所にあったら俺だったら毎日通っちゃうよ」と言って笑っていた。
恥ずかしながら僕も自分の唄を歌わせてもらい、下手くそな唄にも真剣に耳を傾けてくれていた。
まさに夢のような夜だった...。
その後の僕と隆道さんのつながりは知っている人も多いと思う。
3周年のフォーク村コンサートへの特別参加。
僕の江古田マーキーでのライブ出演のきっかけを作ってくれたこと。
新潟中越地震チャリティーライブへのオープニング出演以来。庄野真代さん始めすばらしいアーティストの方々と同じステージに立たせてくれたこと。
お世話になったことは他にも数多く、僕の音楽人生にとっても最も影響を与えてくれた人であることは間違いない。
その彼がもうすぐ宇都宮へやって来る。
そう、我がフォーク村でワンマンライブを演るために、だ。
ココまでこれた。多くの人に感謝。多くの「縁」に感謝。そして隆道さんに感謝。
あの夢のような夜が、もうすぐやって来る。
最後に。
隆道さんが今までの音楽人生でたった一度だけ歌った、最も大切な唄、「詩の擁護」。
この唄は全部歌うと12分ほどかかる、彼の唄への思いを込めた大作である。
彼が尊敬する詩人、シェリーの書いた「詩の擁護」という作品ににインスパイアされて書いた歌だという。
シェリーが生きていた時代、詩人なんてものは世の中にとって何の役にも立たない。とゆうような風潮があった。
それに対してシェリーが毅然と反論した文章で、すごく簡単に言ってしまえば、詩人賛歌。詩人達への応援歌のようなものだ。
あまりに大切な唄ゆえライブでは1度歌われたきりでその後は封印されている唄である。
その歌の歌詞のほんの1部分を紹介させていただきたい。
海を越え大地を超え 人々の胸を伝い
彼の地の詩人の叫びが今も 息づくように
僕たちは信じている 僕らのこの歌声が
いつの日か誰かの心の中に 詩をつれてくる
歌は一人じゃ歌えない 一人じゃないから歌がある
人を愛することが歌ならば 誰もが名もなき歌人さ
だから僕達は歌うんだ 心に響く言葉で
いつまでも歌い続けてゆく
あなたを愛し続けてゆくように
あなたを愛し続けてゆくように
2005/10/16(Sat) 23:35:48 | 日記