シバ ライブでした

昨夜は、URC時代の伝説のフォーク・シンガーでもあり、リアル・ブルースマンでもある「シバ」さんのライブでした。

フォーク好きなら一度はその名を耳にしたことがあることと思いますが、そんな偉大なアーティストが僕の店で歌ってくれていることがとても不思議で、感慨深い気持ちにもなりました。

村に来て頂いたのは今回が2度目だったんですが、前回にもましてその音楽は力を増して、心に響きましたねぇ。

「本物」って言葉がピッタリです。ホントに。
あの時代の人って皆そうなんですけど、もう「生き様」がブルースなんですよね。声、動き、その全てが「あぁ、この人は本物だ」って思わされました。

すごいパワーでした。和製ボブ・ディランを観ているようでしたよ。カッコよかった〜。

基本的に僕はブルースって格別興味もないんですけど、シバさんに関しては少しも飽きないで聴いてられましたね。そこらの連中がやってる上っ面の真似事ブルースなんかじゃないからでしょうね。きっと。

ライブ中、故・高田渡さんの歌を歌うときに
「彼が亡くなってからいろんな人が彼の歌を歌い継いでいて、あぁ、ようやく日本にも「歌」が出来たんだと思いました。アメリカには素晴らしいスタンダード・ナンバーが沢山あって、そういう歌も長い時間の中で沢山の人に歌い継がれて残ってきたのでしょう。
僕たちが若い頃はまさかこんな歳になるまで歌ってるなんて思いもしませんでした。
僕達にはお手本になる先輩がいなかったんです。僕たちが最初だったから。
だから今でもお手本は自分。自分をお手本にして歌っていこうと思うんです。」

って言ってたのがすごく心に残りましたね。

あの時代の人達は、こないだ見た加川良さんとかもそうなんだけど、すごく押しが強くて、客にも迎合しない。
淡々と自分の信じる音楽をやってる。

やっぱりそういった姿勢の裏には「自分たちがパイオニアだ」っていうプライドがあるんだろうね。
それがまたなんてカッコイイんだろう。

日本のフォークの創始者の一人であるシバさんが僕の店で歌っている。

この感慨深さがどれほどのものか解って頂けますでしょうか?(笑)
この「縁」を作っていただいた野澤享司さんにも感謝。

偉大な先輩方に出会えて、僕は幸せ者です。
2006/08/25(Fri) 17:28:02 | 日記
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JOE
シンガーソングマスターやってます

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