父親他界

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昨年末に検査し、年明けにすい臓癌と診断され闘病生活を送っていた父が
2006年7月1日、ついに息を引き取りました。


発見された時点で末期状態。腫瘍は5cm大。
付近の大動脈を巻き込んでいるために手術不可能との事。
いずれにしても、すい臓癌。転移のスピードも速いし、効果的な抗癌剤もない。
ひと昔前なら、お金かけるだけ無駄と言われていた病だ。
抗癌剤での治療の辛さを医療関係者からよく聞いていた私は、
どうせ治らないのなら、何もせず余生を好きなように過ごした方が良いのではと思ったのだが・・・
家族と本人は抗癌剤での治療を希望。

そして、抗癌剤を使用←→検査の繰り返し。
比較的状態が安定していたので1度は退院、通院での抗癌剤治療となったのだが、
黄疸が出て再入院。胆のう管が詰まって胆汁が抜けないので、
内視鏡にて手術。以後、口からの食べ物は禁止。
それにしても、栄養は点滴で補給しているとはいっても、
人間、口から食べないとアッという間に痩せ衰えるものだ・・・。
驚くほどのスピードで骨と皮だけになっていった。

2度目の入院では、ほとんど横になっているだけ、
テレビを見る気力もパソコンに触る気力もなかったようだ。

抗癌剤の副作用はそれほどでもなかったようだったが、激痛緩和のためのモルヒネを
投与してからは意識レベルが下がり、会話もほとんど出来ないまま、最後は昏睡のままで息を引き取った。
といっても、もともと寡黙な人だったので、意識があってもあまり会話はなかったと思うが・・・。
親孝行は本当に何一つ出来ませんでしたが、ご冥福を心よりお祈りしたいと思います。

通夜〜告別式にご会葬頂きました方々、この場を借りて心より御礼申し上げます。
葬儀に参列して頂いた父親の関係者が涙を流していたり、色んな話をしてくれたりで、
自分の知らない父親の顔が見えたような気がしました。

私の関係者様にもお気遣い頂きまして、大変感謝してます。ありがとうございました。
本当に様々な方に来て頂いたり、わざわざ香典送って頂いたり、本当に恐縮です。
いや本当に嬉しかったです。このご恩は一生忘れません。

入院中のお見舞いや葬儀での花代も頂戴しましたO貫氏、本当にいつもすみません。
それから、式場を紹介して頂きましたT氏、お世話になりました。
まだまだ色々と忙しく、なかなかご挨拶に伺えなく恐縮ですが、何卒ご了承のほどお願いします。

最後に皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしまして、
久しぶりのブログ更新とさせて頂きます。合掌。

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おのっち

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